Meadowがいなくなった日

テキストエディタはやっぱりEmacsがいいですよね.

Windows用のEmacsenといえばMeadowが有名だと思うのですが,先日(2014/6/26あたり)に気づいたのですが本家サイトが落ちていました…

一時的なものかとも思いましたが,既にGoogleにもキャッシュされていないようですし,だいぶ前から閉鎖していたようです.

思えば学生の頃,それも研究室に配属されるより前から使っていたエディタなので 正直ショックなのですが,まぁ結構前から開発止まってましたしねえ.

ありがとうMeadow.10年以上お世話になりました.

…と,簡単に別れを告げていいようなもんじゃありませんテキストエディタは. Windowsで安定したEmacsenが使えないと正直仕事に響きます.

いま有力なWindowsで動くEmacsenは本家EmacsのWindowsバイナリ配布,それからgnupackというやつのようです.

前者は本家Emacsそのものですね.ただWindowsのIMEが使えないという欠点があります. 後者も本家Emacsですが上記IMEの問題を解決するパッチを当てた上で,最小構成のCygwinを同梱したしたものの様です.

WindowsのIMEが使えないと困るので,後者一択となるのですが, テキストエディタのためだけにCygwinというのもなんだか大げさな気がします.

そこで,gnupackのIME対応パッチを本家Emacsのソースに当ててMINGWでビルドしてみました.バイナリをおいておきます.若干修正が必要だったのでパッチも置いておきます.

※2014-07-14追記: 上記バイナリ&パッチは若干の不具合があります.直したものはこちら

ビルドする際は,gnupackのemacs-24.3-ime-2013-05-03.patch.tar.gzを当ててから,上記パッチを当ててください.

MSYSシェルで,”(アーカイブルート)/nt”にcdして,例えば以下のコマンドでビルドできます.

$ cd emacs-24.3_ime_patched_modified/
$ cd nt
$ cmd /c "configure.bat --prefix=/usr/local --enable-w32-ime"
$ make
$ make install

まだがっつり使っていないので不具合もあるかもしれません.

追記

上のバイナリはlibpng, libjpeg, libtiff, giflibを有効にしてビルドしているのですが, 環境によってはlibpngが有効だと終了時に落ちることがあるようです.原因調査中ですが,とりあえずlibpng抜きのバイナリも置いておきます.

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