OGREプロジェクトテンプレート(簡易ウィザード付き)

OGREで何のかんの開発するときに,OGREの初期化やらOIS による入力処理の実装やらをいちいち書くのが面倒なので,以下を参考にプロジェクトテンプレートを作ってみました.Visual Studio 2013用です (チュートリアルを多少書き換えた程度のものなのでいろいろ問題あるかも知れませんが自己責任で).

実を言うとOgre AppWizardというものもあります. ただし2年ほど前で更新が止まってるのとVS2010用なので,とりあえず自前で作ってみたのですが時間が合ったらこちらも調べてみます.

導入手順

以下をダウンロードして展開します.

コマンドプロンプト(VS用)を開いて,↑を展開したディレクトリにcdして以下のコマンドを実行します(グローバルアセンブリキャッシュへの登録).

  gacutil -i OgreApplicationWizard.dll

展開したディレクトリにあるOgreApplicationWizard.zipをVisual Studioのプロジェクトテンプレートフォルダに保存します(展開の必要はありません). 標準では,以下となります.

C:\Users(ユーザ名)\Documents\Visual Studio 2013\Templates\ProjectTemplates\Visual C++ Project

使い方

Visual Studio 2013を起動して,新しいプロジェクトを作成するとテンプレートに追加されています.

ogreapplication

OgreApplicationとして作成すると以下のダイアログが表示されるので,OGREとOISの入っているディレクトリをそれぞれ設定してください.

ogreapplication_wizard

これらの設定は以下のレジストリに書かれますので,不要になったら以下のキーを手動で削除してください.

HKCU\Software\Ogre Application Wizard

依存関係

このプロジェクトテンプレートは以下に依存しています.

  • OGRE
  • OIS
  • Boost C++ Library
  • NVidia Cg Toolkit(実行時のみ)

OGREは自分でビルドするか以前の記事のものが使えます.
依存ライブラリ(OISとBoostとcg.dll)の詰め合わせも一応おいておきます(ただし64bit専用です).

注意点

Visual Studio 2013上で実行する場合,上記の依存ライブラリのDLLがPATH上に見えている必要があります. PATH環境変数に追加するか,プロジェクトのプロパティの環境変数を以下のように設定する必要があります.

PATH=%PATH%;C:\path\to\OGRE\bin;C:\path\to\OIS\bin

environment

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